節分には【節分厄払い法要】で、実りある一年に
雪が溶け、草木は芽を出し、眠る動物たちが起きだす春。私たちの新たなる日々が始まる季節でもあります。この春というスタートの季節の前に「鬼は外、福は内」という行事が日本にはあります。節分です。
厄や災難を祓い、春からの一年間を無事に過ごせることを祈る行事でもある節分。その節分に、寺院では「節分厄払い法要」という行事があります。
厄年の方のための「節分厄払い法要」と思われている方もいらっしゃるかもしれませんが、厄年以外の人も厄や災難を祓い、一年のご加護を神仏に祈る行事として、毎年ご参加されている方も数多くいらっしゃいます。
今回は、この「節分厄払い法要」の宣伝も兼ねて、わたくし誓鋼がお世話となる寺院『高野山真言宗成田山真如院の節分厄払い法要』をご紹介させていただきます。
しかしながら、ただ宣伝をしたいだけでは簡単には動かぬ、この誓鋼。ここの「節分厄払い法要」は、とにかくスゴい!の一言に尽きるのです。
わたし自身も初めて、この寺院の門をくぐったのは厄年の時で、この法要に出るためでありました。この法要の映像を初めて見た時に「厄払いをするなら、ここしかない!」という思いで向かったのであります。
とりあえず、ここの法要のすごさを伝えるため、私が作成した映像を観ていただくのが一番だと思います。一年のご加護、厄払いは『高野山真言宗成田山真如院』で!
他の寺院の法要も実に素晴らしいのですがここは、私がお世話になる寺院ということでご了承くださいませ。
【節分厄払い法要】画像にて解説
私の師匠でもある高山誓英住職の経歴は本当にすごいのです。住職は「不動護摩行六十座行成満」「虚空蔵求聞持行五十日成満」という、とても厳しい大修行を成し遂げたという経歴を持っているのです。
また、本院がある羽幌町では、羽幌町議会議員、羽幌青年会議所理事長、羽幌町農業委員、そして羽幌高校臨時講師という肩書きも持っておられました。
羽幌町では、正に英雄という言葉がピッタリの住職であります。札幌の分院に行くことになった時には、町の人々が本当に悲しみ、途方に暮れていたという。
また、北海道に2人しかいないという、スピリチュアル・ケア・ワーカーという資格もお持ちである。資格の内容は今度にいたしましょう。
「節分厄払い法要」は不動明王護摩祈祷にて行われる。住職が持っておられるのは護摩木といい、参加者の願い事、祈願を書いたものです。この護摩木を炎に投げ入れ、不動明王に祈願成就を祈ります。
分かりづらいかもしれませんが、豆が入った枡と木札を護摩の炎に当てています。不動明王の分霊を入魂するために行われます。
そして気合を入れて、木札に不動明王の分霊を入魂。 これで、不動明王に守られて平和な日々を過ごすことができます。それにしてもこの場面、かっこいいです。
正に参加者の厄を祓っているところです。この場面を見て、私は厄払い法要に行くことを決めました。
錫杖にて背中を叩いたり、九字を刻み込んでくれるのですが、これが本当に効くのです。背中がずっと温かくて、何かに守られているような感じが続きました。
この厄払い、参加者全員一人ひとりやっていただくのですが、厄払いのやり方は僧侶によって異なりますのでご了承ください。
私のブログではお馴染み。高野山真言宗成田山真如院の本尊「不動明王」です。この法要に参加して、不動明王のご加護を受ければ絶対に安心です。厄災も退散してしまいます。
この「節分厄払い法要」の締めは、みんなで豆まきです。「鬼は外!福は内!」豆やお菓子が取り放題です。子供も大満足です。
【節分厄払い法要】日程
高野山真言宗成田山真如院
【 札幌分院 】
令和2年2月11日(祝)
1回目 11:00
2回目 14:30
札幌市清田区平岡2条1丁目4‐20
予約・電話 011‐886‐3773
【 羽幌町本院 】
令和2年2月5日(水)
12:00
北海道苫前郡羽幌町南6条1丁目
予約・電話 0164‐62‐2379
【節分厄払い法要】厄払い料金
節分厄払い料金と不動明王分霊の木札は、セット料金になっております。木札を購入すれば厄払いをしてもらえるということです。
正直、多数の方、ほとんどの方が3千円の木札です。金額のことは気になさらずに、気軽に来ていただければと思います。
何よりも厄払いをして、不動明王に一年をご加護していただくということが一番大事です。不動明王の素晴らしさを実感していただきたい、と思う次第でございます。
ちなみに、3千円以上の木札、金札の購入で豆まき用の豆も付いてきます。枡も付いてくるはずですが、その件は近々確認いたします。
【節分厄払い法要】ご来場について
上記画像は羽幌町の本院です。この「節分厄払い法要」には羽幌町でも1日に数百人の人が参加して毎年、満員状態です。もちろん札幌分院でも、数百人の参加者が毎年訪れます。
札幌では厄払い法要を午前と午後の2回に分けられているものの、座る場所はぎりぎり状態でございます。お時間に余裕をもってご来場していただければと思います。
札幌分院駐車場は30台ほど駐車可能で、すぐ隣の厚別神社の広い駐車場にも当日は駐車できますのでご安心してください。
最後に【真如院・節分厄払い法要】
この「節分厄払い法要」厄年の方はもちろんでありますが、厄年でなくても気軽にご参加していただければと思います。
病気で悩み苦しんでいる方、不幸続きで苦しんでいる方も是非来ていただき「祈るところ、必ず霊験あり」と言われる不動明王に病気や厄災を祓っていただければと思います。
数年前、私は不動明王を本尊とする、違う寺院の節分厄払い法要に出向いたことがあります。そこで隣に座った,、おばちゃんが言っていたことを思い出します。
私の娘はね、とにかく交通事故をよく起こしていたんだよ。自分が悪いときもあれば、相手からぶつけられることもしょっちゅうでね。一年に何回もだよ。
でもね、ここで頂いた不動明王の札を車に乗せたら一切事故に遭わなくなったんだよ。そして毎日、車を使うんだけど一年に一日だけ使わない日があるんだわ。
この法要の日だけは、札を取り替えないといけないからね。車に乗ることはできないの。不動明王はすごいわ!
「大難は小難に、小難は無難に」・「祈るところ、必ず霊験あり」の不動明王のご加護のもと、幸せな一年にしていただければと思います。
醜いお姿の仏、不動明王...
それは古代インドの奴隷の姿である。
苦しむ者と同じ姿になり
いつも共にいることを表し
苦しみから必ず救うをことを
意味している。
心から信じる者、祈る者には
従者と共に憤怒の仏、不動明王が
あなたのもとへと必ずや
舞い降りてくるでありましょう。