苦しみ、悲しみの真実と原因
PART Ⅲ 【自覚のない大罪編】
今回の章では、自覚のない大罪。要は、罪を罪だと思っていないがために、因果応報が起きてしまうということです。
自分では何も悪いことをしていないつもりでも、苦しみ、悲しみの原因を作っていることが多々あるのです。
まず思いつくのは、「不倫」です。この件につきましては後ほど、詳しく説明いたしますが、あまり罪悪感がないように感じられることの代表的なものではないでしょうか。
この「不倫」でも、立派な大罪として苦しみ、悲しみの原因を作ってしまっているのです。正直、私も不倫、浮気は何度もしたことがございます。この因果応報の法則を理解するまでは。
法則を理解する前は、とある寺院の住職に、こっぴどく怒鳴られたこともあります。「人の妻と遊ぶとは何事だっ!」と。このことは後ほど、詳しく書かせていただきます。
では何度も言いますが、人様にしたことは全て自身に返ってきます。善いことも悪いことも。悪いことをすれば、倍以上となって貴方に苦しみ、悲しみという形で悟らせるときが必ず来るでしょう。
「蒔いた種は、自分で刈り取れ」
「サービスには、サービスで返す」
古代霊、シルバー・バーチの言葉ですが、正に自然の摂理、大宇宙の真理を的確にうたった言葉でございます。
無意識での重大なる過ち・過ちと気付いていない過ち
人は、普段の何気ない生活の中にでも罪という、人生の重荷となるものを作っていることが数多くございます。
それは、貴方の人生を狂わし、成功という道を遠回りさせるものでもあります。一つひとつの行動と言動を気をつけていれば、成功までの近道が貴方には用意されるでありましょう。
これから書くことを参考にしていただき、因果応報のない人生。そして「涅槃」という境地を体験していただければと思います。「涅槃」とは、一切の悩み、苦しみから脱した境地のことをいう。
まずは、罪と思っていない過ちの例です。
職場などで怒鳴り散らしたり、すぐ怒る
ちょっとしたミスや間違えで他人に怒鳴る
上司だから、上の立場だから当たり前だと思うかもしれません。しかし、怒鳴られた本人は本当に傷付いております。
逆の立場であれば、そこまで怒らなくてもと思うでしょう。分かるように叱り、他人のことを考え、接するようにしたほうがいいと思います。
いずれ、自分自身が大失態を犯したり、他人から怒鳴られる。といいうことが必ず起きてしまいます。
これは、会社以外でも当てはまります。お金を払う立場。お客様だから偉いということでもなく。お店の店員などにも怒鳴ったりするのは宜しくありません。
自分の都合のいいように他人を使う
人の気持ちも考えず、他人を使ったり利用していると、後に病気や怪我という苦しみを味わうことになってしまいます。
人様を自由に使った分、不自由という形で自身に返ってきます。
他人の悪口を言う・他人に嘘をつく
他人の悪口ばかり言っている人がいますね。口は災いの元ともいいます。不用意な発言は自身に災いを招く結果となりますので、十分に慎むべきです。
後に、自分も悪口を言われる。嘘をつかれて騙されるということが起きるでしょう。
親を大事にしない
自分を生み、苦労しながら育ててくれた親は大事にしてください。親を大事にしなければ、自分が老いた時に、同じ苦しみを味わうことになるでしょう。
さらに、自分が困ったり、助けてもらいたいときに、誰からも援助がされないということもあるでしょう。
欲望のまま金銭を使う
欲望のままに金銭を使っていると、後にお金に苦しむことになりかねないです。困っている人、世の中のために少しでもお金は使うべきであります。
そのような使い方をすれば、お金に困ることもなくなり幸せのままでいられます。海外の多くの著名人が多額の寄付をするのは、そういった法則を知っているからでありましょう。
女性、または男性をもてあそぶ
女性でも男性でも、異性からモテるときもあると思います。しかし、それをいいことに都合よく利用したり、可哀想な思いをさせてはいけません。
数年後や年老いた時に、他人に利用されたり、同じ思いをさせられることとなるでしょう。
不倫、淫らな肉体関係
これらは罪悪感がないという代名詞かもしれません。今の時代は男性に限らず、女性も不倫を普通にしていたりします。
「好きになったんだから仕方がない」とよく聞きますが、後に異性に浮気や不倫をされたり、辛い思いをさせられる時がくるでしょう。
この不倫のことは、後ほど詳しく書きますが、「お前のやっていることは泥棒と同じだ」と、とある寺院の住職に叱られました。
その他にも考えたら色々とあります。これらの無意識に行っている小さな罪でも、後に因果応報としてブーメランのごとく自分に返って来きます。倍以上となって。
それは数ヵ月後、数年後に必ず貴方に訪れます。それが自然の摂理、大宇宙の真理と法則であります。この地球という星に住んでいる限り、絶対に逃れることのできない現実であります。
我々の人生を一変させる【守るべき戒律】
我々は普段の生活の中で他人と、どう接して生きるべきなのかを、まとめたものがございます。仏教であれば「十善戒」という戒律。キリスト教では旧約聖書の「モーセの十戒」という戒律があります。
この十善戒、モーセの十戒の教えは「人として、どう生きるべきか」「毎日の生活をどう過ごすべきか」「人間と人間の関係はどうあるべきか」を教えています。
仏教徒やキリスト教徒に限らず、私たち庶民もこの戒律を、普段の生活に取り入れて生きていくべきものと思います。
それは、この教えと戒律こそが、我々の苦しみ、悲しみの原因をつくらない解決策になるからです。この他にも、仏教の開祖・釈迦が教えた「八正道」というものもあります。
この八正道もまた、苦しみと悲しみをなくすための手法と戒律がまとめられていて、より実践的な内容になっております。こちらのほうは私の記事"釈迦の悟りとは"で目を通していただければと思います。
この十善戒、モーセの十戒、そして釈迦の八正道の戒律を守って生きるのであれば、苦しみ、悲しみという不幸も一切なくなり、必ずや素敵な人生を過ごせます。
私自身も改心してからは、これらの戒律を守り、正しく生活するように務めているのですが、不思議なことに悩み、苦しみ、不幸といったことが、ほとんどない人生を過ごしております。
仏教の【 十善戒 】
十善戒とは仏教の十悪を戒律としたもので、仏教徒や僧侶に限らず私たち一般庶民も毎日の生活の中で守るべき教えであり、人としての生き方として経典に説かれたものです。私たち人間が守るべき、十の戒めになります。
不殺生 故意に生き物を殺さない
不偸盗 他人の物を盗まない
不邪淫 不倫など道徳に外れた関係を持たない
不妄語 嘘をつかない
不綺語 心にもない綺麗ごとを言わない
不悪口 乱暴な言葉を使わない
不両下 告げ口、中傷、二枚舌を慎む
不慳貪 激しい欲をいだかない
不瞋恚 激しい怒りをださない
不邪見 間違えた考えをせず、正しい判断をする
旧約聖書【 モーセの十戒 】
古代、預言者モーセがシナイ半島のシナイ山で神・ヤハウェから授かった十の戒め。
この戒めは、モーセ率いるイスラエルの民衆に対する戒めだったのですが、あらゆる時代、あらゆる人にも適用し得る人間生活の規範であり、多くの国々の法律の基礎にもなっているとのこと。
最初の4つの戒めは神と人間の関係について。残りの6つは人間同士の関係についての戒めになります。神・ヤハウェが、私たち人間はどう生きるべきかを示されたのが「十戒」であります。
1. 私の他に何ものをも神としてはならない
2. 偶像を作ってはならない(偶像崇拝の禁止)
3. 主、神の名をみだりに唱えてはならない
4. 安息日を覚えて、これを聖とせよ
5. 父と母を敬え
6. 何をも殺してはならない
7. 姦淫してはならない(道義に反する肉体関係、不倫)
8. 盗みを働いてはならない
9. 隣人について、偽証してはならない
10. 他人の物を欲しがってはならない(他人の妻も含む)
人間の大罪といわれる【 不倫 】
十善戒の「不邪淫」、モーセの十戒「姦淫してはならぬ」に書かかれている『不倫』 最近では男性に限らず、女性も軽い気持ちで不倫をしている方がよくいます。
私たちに限らず、芸能人や著名人が当たり前のように浮気や不倫をしています。そして、映画やドラマでも不倫や浮気といった内容のものが話題になります。
それらの影響もあり、あまり悪いことと思えなかったり、流行、普通、当たり前になってしまっています。
しかし、この『不倫』というのは、かなりの罪、大罪とのことです。キリスト教では、殺人と同じくらいの大罪であり、イスラム教では死刑になるとのことです。
日本人で本当に良かったと思える瞬間ですが、大罪には変わりないのです。不倫とは、淫らな行為という罪の他に、他人のものを盗むという罪も加われます。
今現在、不倫最中、不倫検証中の方はよく考えて行動していただければと思います。本来、男性と女性というのは、もっと神聖なるお付き合いをしなくては、ならないものなのでしょう。
誓鋼の体験記
恐ろしい神通力を持つ住職 題名【人の妻】
当時、私が38才。事業が傾き始めた頃であった。それは、日々私が落ちぶれてゆく姿を見るに見かねて"みっき"という親友が言ったことが始まりでありました。
「トクさん。僕の地元に、すごいお坊さんがいるから会いにいって、一度見てもらわないですか?」と。
何がすごいのかというと、霊感なのです。占い師のように、人の未来を当てたり、こうしたしたほうが良いとかの助言が見事に当たるという。
正直、あまり期待はしていなかったのですが、そのすごさは会ってコンマ1秒で実感することとなった。
私の住む札幌市から車で南東に2時間、様似町という町の寺まで向かうことに。親友"みっき"と共に。そして様似町までの長い道のりは、馬鹿な話しばかりをして盛り上がり。
みっき
「トクさ~ん。(ニヤッ) 実は僕、人妻と付き合ってるんですよ~。今度、人妻紹介しましょうか?(ニヤッ)」
誓鋼
「人妻か...なんか、罪悪感あって嫌だな」
みっき
「何言ってるんですか!大丈夫ですよ!優しいし最高ですよ。どうせ人妻が他の男と遊ぶくらいだったら、トクさんでもいいじゃないですか」
誓鋼
こやつ、随分と的を射たことを申すではないか...
「確かに!!それでは、近々お願い申してよいかの」
人妻の紹介に胸と股間を膨らませながら、私たちは寺へと車を走らせた。そして寺に着き、住職が遠山の金さんの如く、大きな足音を立てながら奥から出てくると。
なんと!?いきなり罵声を浴びさせられたのでした。
思わず"みっき"と顔を見合わせたのだが、お互いの目が点になっていたのは言うまでもない。そう。車中の話しのことが言ってもいないのに全てバレていたのです。
なんという能力。すごい。本当にすごい。すごすぎる。その辺の占い師よりも遥かにすごすぎるのでした。
その後、私たちは正座を崩すことなく青い顔をしながら住職の説教を聞いたのです。「人の妻と関係になるということは、泥棒と同じだ」と何度も言われながら。
説教の後は、私の仕事と生き方についての助言。そして、このままだと未来はこうなるとかの的確な答えをいただいたのでした。
そして、話の最中。私の先祖が舞い降りてくるという出来事もありました。先祖の霊が住職に乗り移り、女性の声で話し始めるのです。オネエではない。それは私には初めての経験で、本当に衝撃的な出来事でありました。
この住職に会いに行ったのが、私の人生を変えた出来事のひとつでもあり、人の妻と関係を持つこと、不倫というものは本当にいけないことだと理解した日でもありました。
不倫。たかが不倫と思うかもしれません。しかしそれは、泥棒と同じであって「他人のものを盗む」という行為でもあります。そして、「不邪淫」という罪にもなります。
これこそ、自覚のない大罪なのです。たかが不倫と思っていても、貴方には因果応報としての報いが用意されることになります。
ドラマや映画では当たり前でも、絶対にやってはいけないことです。とんでもない大罪になります。今後、よく考えて行動していただければと思います。
わたくしも人の妻のご紹介は、もちろんお断りさせていただきました。後悔はしている。
愛する者への因果応報
因果応報とは恐ろしいものです。人様に犯した罪と悪業の、倍以上の苦しみと悲しみが貴方に用意されることになります。
その苦しみ、悲しみの原因となる自身の過ちや罪、そして自覚のない罪は、全て自分に降りかかってくるとは限りません。
愛する者や婚約者、親、そして愛する我が子に降りかかるということも本当にあるのです。それが因果応報でございます。
愛する者、愛する子供に因果応報を与えたほうが本人のためでもあり、悟るのが早いとみてのことなのでしょう。愛する者や子供が重い病気にかかったり、事故にあったり、イジメにあったりということもあり得るのです。
私にもそのような経験があります。私の犯した悪業と同じようなことが、親や兄弟に起きたことが幾度となくありました。恋人に起きたこともあります。
そのことを最後にお伝えしておきます。愛する者に、不幸が降りかかったとき。自分の行動と行為も振り返ってみてください。同じような接点があるかもしれません。
愛する者の苦しみや悲しみ。その原因は
貴方、本人なのかもしれません。
最後に〔苦しみ、悲しみの真実のまとめ〕
人間が生きる理由、生まれる理由というものは全て、自身の霊的成長と魂の進化のためであります。
我々人間は身体という物体に宿った「霊」なのです。信じられないかもしれませんが、それは真実なのです。
肉体が滅びた後は、霊界という世界へ戻り、現世でどのような人生を送ったかで、各世界に振り分けられます。各段階はあるものの、正に天国か地獄です。
そして各世界に行った後も、我々は霊的成長と進化のために生きます。全ては霊的成長と進化のためにあります。ここでお伝えした因果応報も、そのためです。
全て完璧な人間、霊であれば「この世」いわゆる地球に生まれる理由はないでしょう。この世での生活を通して、どう変わり成長するかが全て。正にこの星は、試されるための場とも言えます。仏教の般若心経の世界の如く、全ては空、幻の世界なのかもしれない。
人が戒律を守り、正しい生き方をしているのであれば、この世も天国となりましょう。苦しみ、悲しみのない世界。涅槃という境地に達することができます。
「全ては我々の霊的成長と進化のために。」物事が起きているのを頭の片隅にでも置いておいていただければと思います。
好きな言葉があります。
現在とは過去。未来とは現在。