†真実への翼

生きる理由。この世の真実。神仏は実在するという真実を1人でも多く知っていただき、この地獄のような世界から天国への切符を手にしていただきたいと思います。自身の経験と霊的書物で知った真実を分かりやすく説明したいと思っています。宜しくお願いいたします。  E-mail→ hagane.tokuchi@gmail.com

苦しみから必ず貴方を救う、不動明王とは...〔 不動明王、完全解析 〕

現世利益、調伏、癌や難病をも治す、救いの仏、不動明王

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まず最初に。不動明王とか仏様って本当にご利益あるの? 仏像だけど本当に存在するの?と皆さんは思うはずです。答えはYES 。ご利益もあるし、仏様は実在するのです。

 

私は8年前、事業で失敗し多額の借金をつくり、人生のどん底まで落ち、自殺を考えたときもありました。そんな時、占い師に不動明王を教えていただき「必ず助けてくれるから、いつもこの不動明王を持ってなさい」と不動明王の写真を渡されました。

半信半疑で毎日、手を合わせていると何か守られているというか不思議な出来事が頻繁に起こるようになったのでした。今までの常識を覆すような不思議な何かを感じました。神仏は実在する...それ以降、私は不動明王を心から信じ生きています。

この世のものとは思えない、何か不思議な力が秘められているこの不動明王。是非、苦しみ、悲しみの最中にいる人々に知っていただきたく、この記事を作りました。

この不動明王、苦しみや厄災から救ってくれるのはもちろんのこと、癌や難病も治ったという霊験も数多く聞きます。「祈るところ必ず霊験あり」と言われる不動明王に一人でも多く救われることを心から祈っています。

 

不動明王、不動尊、不動使者とは  

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山梨県、恵林寺に祀ってある武田信玄の武田不動明王

不動明王とは密教、諸仏の最高位、大日如来の化身であり使者とも言われています。悪魔や鬼のような憤怒の姿は人々や悪人をも力ずくで悟りに導き救済するためになったとのことです。そして人々の煩悩や障害、厄災をも滅ぼし、人々や仏教界に害を与える魔物や悪魔を降伏させるために恐ろしい憤怒のお姿になったとのことです。

鬼のような形相は必ず人々を救うという決意の現われで、不動明王に祈れば必ず助けてくれるような気持ちになります。そして悪魔に限らず、私たちに害を与える者や敵とみなす者も調伏といって祈れば制することをしてくれます。

戦国時代には敵国、敵の武将を調伏させるために不動明王に祈願し勝利したとのことです。いじめる相手、憎い相手を調伏させるために不動明王にお願いするのもいいと思います。全てを円満に収め、必ずあなたを救ってくれます。

ちなみに道義に反する調伏などの祈願は、叶うどころか自身に厄災として返ってくるのでお気を付けください。あくまでも不動明王は、仏様というのをお忘れなくいただきたい。

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この不動明王にお願いしてみたい、祈願してみたいけどお寺に行かないといけないの?もちろん寺院に行って参拝するのがいいですが、このブログの不動明王の気に入った画像を印刷して写真立て、フォトフレームに入れて祈願、お願いごとをしても充分にご利益が得られます。

私は現在でも、占い師に頂いた不動明王の写真に手を合わせています。長年、手を合わせていると愛着があり他の不動明王に変えることができません。印刷した写真や画像でも信じる気持ちがあれば魂は宿ります。不動明王は、その写真に宿ります。そして貴方を守り続けます。


解析 不動明王の各部の名称と働き

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画像は札幌市、真言宗成田山真如院 不動明王

   

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青黒(しょうこく)の肌、天地眼(てんちがん)弁髪(べんぱつ)
肌の色はドブ底に溜まる泥の色で、煩悩や苦しみといった泥沼の中で人々を救う決意の表れという。右目を見開き左目をすがめる、または右眼で天、左眼で地を睨む天地眼は全ての世界を見通すという。弁髪を左に垂らすのは、仏教では左は慈悲という意味からきている。

  

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不動の利剣(りけん)
この利剣は、人々の(とん)(むさぼり)()(いかり)()(おろかさ)の三毒という煩悩、そして因縁や悪行を断ち切るために使われる剣である。また、仏教界や人々に害を与える魔物や悪魔を降伏させるためにも使われるという、とても重要な剣である。

 

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羂索(けんさく)
通常は鳥や獣を捕獲する投げ縄だが不動明王は魔物や悪魔を縛り上げるために使う。そして、誤った道へ進もうとする人々も羂索で捕え、正しき道へ導いたり、煩悩から抜け出せない人々や苦しむ人々を縛り上げてでも救い出し、衆生救済のために使われる重要な縄である。

 

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迦楼羅焔(かるらえん)
迦楼羅とは口から炎を吐き、人々の煩悩を食らう霊鳥のことで不死鳥、火の鳥とも言われている。背後の炎は、迦楼羅の炎のように煩悩を焼き尽くすものであるため迦楼羅焔と呼ばれているが、炎そのものが迦楼羅であるとも言われる。実際、目を凝らして見てみると背後の炎が楼羅迦、鳥になっているのがわかります。

 

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磐石(ばんじゃく)
蓮華座に座れる身分でありながら、不動明王が立つ、もしくは座る大きな岩は、磐石という堅固で重く大きな金剛石(ダイヤモンドの原石)であり「すべての人々を救うまで、ここを動かず」という金剛石のような強い意志と決意を表している。

 

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制多迦童子(せいたかどうじ)矜羯羅童子(こんがらどうじ)
上記画像には祀られていないが、15歳ほどの童子で不動明王の両脇にいる脇侍。不動明王の従者、召し使い、しもべである。制多迦童子は不動明王の真の心を理解しない人々に対して憤怒の相になっている。矜羯羅童子は不動明王、仏法を尊ぶ心が表れている。

 

不動明王という名は梵語、サンクリットというインド、南アジア、東南アジア諸国の古代語でアチャラ・ナータ(अचलनाथ,acala naatha)といい、その訳語から来た名前です。

アチャラとは「動かないもの」、ナータとは「尊者」という意味で、そのまま訳して不動明王という名前になったとのことです。

   

不動明王真言、佛説聖不動経、南無三十六童子 

不動明王真言

真言(しんごん)とはサンクリット語のマントラの語訳で「仏様の真実の言葉、秘密の言葉」という意味です。仏様の教え、功徳、祈りを秘めている短い言葉になります。

「ことだま」という言葉があるように、言葉には「魂」があります。不動明王に祈願、お願いしたい時は声を出して唱えれば効果、ご利益があります。

また、9回唱えればいいとも教わりましたが、本当に何かをお願いしたい時は数十分、数時間唱えることをお勧めいたします。声を出せない時は心で唱えても、もちろん大丈夫です。

しかし何よりも不動明王を信じる気持ちが1番大事です。自分に置き換えてみても自分のことを信じてくれている人、敬意を持ってくれている人にお願いされると絶対に何とかしてあげたいという気持ちになるものです。

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京都、醍醐寺の快慶作 不動明王坐像

◆ 不動明王真言 ◆

ノーマク サンマンダー バーザラダン 
センダー マーカロシャーダー 
ソワタヤ ウンタラター カンマン 

 

不動明王真言の意味

大いなる力を持つ

憤怒の姿をされた  不動明王様

煩悩と迷いを打ち砕きたまえ

障害や厄災を打ち砕きたまえ

力をお貸したまえ、願いを叶えたまえ

 

佛説聖不動経、南無三十六童子

佛説聖不動経とは、不動明王の請願や功徳が簡潔にまとめられた素晴らしい経典です。

三十六童子とは制多迦童子、矜羯羅童子を含めた36名の童子で不動明王の従者であり、各童子は1千万の従者を持つとされています。この南無三十六童子というお経は36名の童子の名を読み上げたあとに童子たちの請願、功徳がまとめられています。

三十六童子の名を唱えれば悪霊は退散し、崇拝する者を背後から守護して、長寿をもたらすと言われています。これら1千万の従者を持つ童子の頂点なる不動明王に祈願すれば叶わない所願はないでしょう。

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京都、青蓮院の国宝 青不動明王二童子像

(ぶっ)(せつ)(しょう)()(どう)(きょう)

(sその(とき)(だい)()にひとりの(みょう)(おう)います
この(だい)(みょう)(おう)(だい)()(りき)あり
(だい)()(とく)(ゆえ)(しょう)(こく)(かたち)(げん)
(だい)(じょう)(とく)(ゆえ)(こん)(ごう)(せき)()
(だい)()()(ゆえ)(だい)()(えん)(げん)(たま)
(だい)()(つるぎ)()っては(とん)  (じん)()(がい)
(さん)(まい)(なわ)()して(なん)(ぶく)(もの)(ばく)
()(そう)(ほっ)(しん)()(くう)(どう)(たい)なれば(その)(じゅう)(しょ)もなし
(ただ。(しゅ)(じょう)(しん)(そう)(うち)(じゅう)(たま)
(しゅ)(じょう)()(そう)(おの)(おの)()(どう)なれば
(しゅ)(じょう)(こころ)(したが)いて()(やく)()(しょ)()(えん)(まん)
その(とき)(だい)()()(きょう)()(たま)うを()
(みな)(おお)いに(かん)()して(しん)(じゅ)()(ぎょう)しき

 

()()(さん)(じゅう)(ろく)(どう)()

矜迦羅(こんがら)(どう)()  (せい)()()(どう)()  ()(どう)()(どう)()
光網勝童子(こうもうしょうどうじ)  無垢光童子(むくこうどうじ)  (けい)()()(どう)()
()()(どう)(どう)()  (しっ)()()(どう)()  召請光童子(しょうしょうこうどうじ)
()()()(どう)()  (あら)()()(どう)()  波羅波羅童子(はらはらどうじ)
()(けい)()(どう)()  ()()(こう)(どう)()  ()()()(どう)()
()()()()(どう)() ()(けん)()(どう)()  ()(しゃ)()(どう)()
法挟護童子(ほうきょうごどうじ)  (いん)()()(どう)()  大光明童子(だいこうみょうどうじ)
小光明童子(しょうこうみょうどうじ)     (ぶっ)(しゅ)()(どう)()  (ほう)(しゅ)()(どう)()
(そう)(しゅ)()(どう)()  (こん)(ごう)()(どう)()  ()(くう)()(どう)()
()(くう)(ぞう)(どう)()  (ほう)(ぞう)()(どう)()  吉祥妙童子(きっしょうみょうどうじ)
(かい)(こう)()(どう)()  妙空藏童子(みょうくうぞうどうじ)    ()(こう)(しゅ)(どう)()
(ぜん)()()(どう)()  ()()()(どう)()  ()()(けい)(どう)()

 

聖無動(しょうむどう)(けん)(ぞく)三十六童子(さんじゅうろくどうじ)各々千万童(おのおのせんまんどう)(りょう)
(ほん)(ぜい)()(がん)(ゆえ)(せん)(まん)(のく)(あっ)()行人(ぎょうにん)(にょう)(らん)せん(とき
)()(どう)()(みな)(じゅ)すれば皆悉(みなことごと)退(たい)(さん)らん
()()(やく)(なん)あらん(じゅ)()(びょう)(げん)(もの)
(まさ)(どう)()(みな)()ぶべし。(しゅ)()にして(きっ)(しょう)()
()(ぎょう)(らい)(はい)する(もの)()(ゆう)(はな)れず(かげ)(かたち)
(したが)うが(ごと)(まも)(ちょう)(じゅ)(やく)(ぎゃく)(とく)せしむ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  

不動明王 縁日、十三仏、ご利益

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京都、真言宗総本山東寺 不動明王坐像

 

不動明王 縁日

不動明王の縁日 毎月28日 

縁日とは神仏と縁を結ぶことができる日で特別な祭祀や供養が行われます。また、縁日に参拝すると普段とは違うご利益、普段以上のご利益があると言われています。

不動明王を祀ってある寺院では、毎月28日だけは護摩行をして護摩祈祷、護摩法要をすることが多いです。

 

死後の十三仏、初七日の仏 不動明王

亡くなったばかりの人は現世から死後の世界へと旅立つ気持ちにもなれず、現世への未練が多く残っています。不動明王は死後の世界へと旅立とうとする者が再び、現世に未練を持たないよう右手の利剣で煩悩を断ち切り、左手の羂索で迷っている者を縛り、あの世へと送り届ける役目もいたします。

そして人は死後、七日ごとに生前の行いの裁きを受け四十九日目に、極楽か地獄かの判定を閻魔大王(地蔵菩薩の化身)が決めると言われています。最初の裁きをうける日を初七日(しょなのか)といい、この日を担当するのが不動明王です。裁判官のように審査をしたり、時には故人を弁護する役目をします。

その最初の七日目の裁きに合わせて追善供養をする法要を「初七日法要」といい、ここで大事なのが残された遺族が故人のために祈る追善供養です。故人の冥福と担当の仏様(初七日であれば不動明王)に一心に祈ることで故人の生前の罪悪を消すことになり、故人が極楽に近づけることとなります。

私自身も父が他界した時に親孝行ということをしたことをないのを悔やみ、最初で最後の親孝行はこれしかないと思い、七日ごとに担当の仏様のところへ行き必死に祈りました。その結末は.....いずれお話したいと思います。

また、最近では繰り上げ法要といい葬儀、告別式の当日に初七日法要をしてしまうのが殆どなのですがいかがなものかと思う次第でございます。

 

不動明王 ご利益 

現世利益・開運招福・心願成就・商売繁昌・戦勝

交通安全・災厄消除・悪霊退散・厄除け・調伏

当病平癒・身体健全・健康長寿・安産成就

 

霊験、本当にあった話、いろいろな不動明王

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和歌山県、高野山南院 波切不動明王

◆上記画像は重要文化財に指定されている「波切不動明王」弘法大師空海が唐からの帰国途中、嵐に遭遇し船が難破しかけた際に船の帆先に祀り祈願し、不動明王が利剣で押し寄せる波を切り裂き、荒波を鎮めたという。嵐の際に空海が船の中で彫り上げたという説があるが、唐から持ち帰った可能性のほうが高いとみる。

 

◆調伏。 810年、薬子の変といい平城上皇、藤原薬子と嵯峨天皇の争いの際に、空海は嵯峨天皇の密勅を受け京都、高雄山神護寺で不動明王を彫り上げ、護摩祈祷を行った。祈祷後、嵯峨天皇の勝利にて乱はすぐに収まったとされている。

 

◆調伏。平安時代中期935年~940年、平将門の乱。朝廷から密勅を受けた寛朝大僧正は京都、高雄山神護寺の空海作、不動明王を奉納して下総の成田に下向し、将門調伏の護摩祈祷を行った。21日間祈祷し続けた満願の日、940年2月14日に平将門は藤原秀郷、平貞盛に討たれ幕を閉じた。

この大任を終えた寛朝大僧正が不動明王とともに帰京しようとすると、不思議なことに不動明王は微動だに動かなかったという。やがて「長くこの地に留まって無辺の衆生を利益せん」という霊告が届き、この話を聞かれた朱雀天皇は深く感動され国司に命じて現在の成田山新勝寺を建てさせたのが開創とされている。

そして、平将門とその家来の子孫は1070年以上経つ現在でも成田山新勝寺へは参詣しないという。また、将門の生い立ちにもある、千葉県佐倉市将門町に住む古くからの住人も成田山新勝寺には参詣しないという家系が今尚、多く残っているという。

 

◆平安時代には天皇や貴族たちを中心に神秘性や象徴性に富んだ密教修法への感心が高まり、病気平癒や災難回避などの現世利益をもたらす不動明王、加持祈祷が盛んに行われるようになったという。

 

◆調伏。鎌倉時代中期、日本は元寇(げんこう)といい中国大陸、元からの侵攻という大きな国難に直面しました。そして日本全国で一斉に調伏祈祷が行われることとなった。高野山からは空海作の波切不動明王が持ち出され、博多で五壇護摩と呼ばれる大規模な護摩祈祷が行われたという。

その時、不動明王が元の軍勢目がけ空を走っていく姿が各地で目撃されたというのです。そして1281年7月、ついに15万の元軍が壊滅し我が国は危機を脱したのでした。日本の兵力はたったの4万にすぎなかったという。不動明王は大暴風雨という神風を吹かせ元軍を海の藻屑とし、日本を救ったのです。

 

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山梨県、恵林寺 武田不動明王

◆甲斐の虎、戦国最強の騎馬軍団率いた軍神、武田信玄。その信玄が不動明王を信仰したことは広く知られています。武田家の菩提寺である恵林寺には信玄を模刻した不動明王があります。上記画像がその、武田不動明王。

信玄は出陣前、不動明王の前でひとり、加護と戦勝を祈ったといいます。また、才知溢れる軍神、信玄は家臣の声を聞き、それをまとめ上げ、皆が納得のいく決定をしたことから、信玄の軍は士気も高く天下最強と呼ばれていました。

信玄はこの不動明王を前に剃髪し、切った髪を焼いて漆に混ぜ、自ら像の胸に塗りこめ、彩色を施したとされます。信玄がみずから不動明王を造ったのは治国の宝剣をもって、国を治めるためと語っている。

この武田不動明王は1582年(天正10年)に恵林寺が焼けたときも、明治時代の大火のときも奇跡的に焼失を免れ、火難除け、厄除け、開運、勝負運など霊験あらたかな不動明王として知られています。

 

◆戦勝祈願。霊験。源頼朝の右腕として名高い武将、畠山重忠は熱心な不動明王の信者だったという。重忠がまだ平家方だった頃、三浦大介義明がいる衣笠城を攻めることになり木古庭の畠山という場所に城を築き、不動明王像を安置して戦勝祈願し、勝利したという。

凱旋後、重忠公が像をこの滝谷山に勧請すると、一夜のうちに山から清水がこんこんと湧き出でて、一條の滝となったという。この滝は100日の干ばつにも涸れること無く、人々の飲料や田畑の用水として利用されてきた。また、江戸時代の宝永年間の大干ばつに、この不動明王に祈ったところ、湧き水の量が増し収穫が出来るようになったという霊験が残されている。 

 

◆戦勝祈願。新田義貞が歴史上にその名をとどろかしたのは、1333年の鎌倉幕府、倒幕です。義貞は後醍醐天皇に倒幕の密勅を受け、西慶寺(群馬県太田市)の不動明王に祈願したとのこと。

そして、義貞が倒幕のため5月8日に挙兵したものの、集まった兵はわずか150騎だったという。ところが、その日の夕方に越後の新田一族2000騎が合流。他の土地からも次々に軍勢が馳せ参じ、7000騎以上にもなったという。

この早すぎる援軍に驚き、義貞がなぜ挙兵を知ったのかを尋ねると、山伏が越後方面の新田一族に挙兵の知らせを触れ回ったからだという。山伏とは、山中で修行をする行者のことで、この山伏こそ西慶寺の不動明王が身を変えたものであった。

そして見事、挙兵して2週間という早さで5月22日に150年続いた鎌倉幕府討滅という快挙を成し遂げたのでした。その後、西慶寺の不動明王は「新田触不動尊」と言われるようになった。

 

◆霊験。加護。江戸時代後期の1831年(天保2年)成田山新勝寺の仁王門、再建工事をしていた大工職人が誤って高い足場から転落した際に、成田山の焼印を押したお守りが二つに割れ怪我ひとつなく助かったという。

これを機に大工や職人の信仰を集めるもとになり、軍隊においても身代り札を持っていれば戦争で命を守ってくれると信仰が広まったとされる。 

新勝寺、平和の大塔には、日清戦争で実際に敵軍から撃たれた弾が身代り札に当たり助かったという霊験あらたかな身代り札が奉納されているという。

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千葉県、成田山新勝寺 不動明王

 

私自身が聞いた霊験、本当にあった話

◆霊験。加護。戦地に向かう兵士が、敵の弾に当たらず無事、帰還できるようにと不動明王に祈願して身代りお守りを持っていったところ、「担いでいた荷物に入れておいた、不動明王の身代りお守りに敵の弾が当たり私の身代りになってくれた」と帰還兵から報告があったという。(札幌市 高野山真言宗成田山真如院)

 

◆霊験。加護。冬山の木材伐採の仕事に行く前に、職人達が事故や怪我のないようにと不動明王に祈願したところ、伐採中に倒れてきた木にぶつかったのにもかかわらず奇跡的に怪我ひとつなかったという。(札幌市 高野山真言宗成田山真如院)

 

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◆霊験。加護。成田山札幌別院新栄寺の不動明王お守りカードをいつも大事に財布に入れといた方が、車が廃車になる程の大事故にあったといいます。

しかし、命を落とす程の大事故にもかかわらず怪我ひとつなかったというです。後から財布の不動明王のお守りカードを見てみると、なんと二つに割れていたという。 右の画像が不動明王お守りカードです。

 

◆ 病気平癒。札幌市西区平和の山の上にある明王寺。ここの先代のご住職様はかなりの神通力を持っていて不動明王と会話ができたといいます。そのご住職様のところへ足の病気になり、足を切断することになった若者が来たといいます。

ご住職様が祈祷したところ、不動明王に足の切断の手術をやめて加持するよう啓示があったという。数日間、寺に通いご住職と若者は一緒に不動明王に加持祈祷したところ、足を切断しなくてすんだという。

 

◆病気平癒。頭や体中がガンで侵され、余命1カ月と医者に宣告された方がいました。その父親が、ガンに侵された息子のために不動明王に病気平癒の祈願をしに来たといいます。

その父親は「毎日100日間ここへ来て不動明王にお経、真言を唱えるので息子の病気を治してください」とお願いし、本当に毎日お寺に通い何時間もお経を唱えたというのです。お経や真言を唱えるだけではなく、お寺の掃除や外の雑草刈りなど自分から進んでやったといいます。

すると、ガンは日に日に少づつ消えてゆき宣告された余命1カ月を越し、なんと50日目で退院するまでになったというのです。そして100日経った頃には完全に完治したとのことです。

その息子様は現在、結婚もして子供もいて普通の暮らしをしているという。私はその父親と話こそしませんでしたが、実際に28日の護摩行のときにお会いすることができました。(札幌市西区平和 明王寺) 

 

不動明王の真実〔 不動明王、完全解析結果 〕

今回この記事を作成していて、不動明王の新たなる発見、由来が学習でき自身にも勉強になったと思いました。しかし、記事作成の最中にものすごく違和感を感じたり、記事作成中にタバコが山盛りの灰皿を2度ひっくり返すなど何かが違うと感じました。

不動明王の姿、容姿がここまで奴隷を再現している意味は本当に使者だからなのか...

教科書通りだと、大日如来の使者だから奴隷の姿になったといい、先に述べた各部の名称と働きでは仏教に合うように取って付けたような言葉が並べてあります。(もちろん合っていることは合っているのですが)空海が不動明王を持ち帰ったことが日本での始まりですが、発祥は古代インドです。絶対に何かが違う。そんな気がしてなりませんでした。

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【青黒の肌】
古代インドの奴隷の浅黒い色を意味している。

【弁髪を左に垂らす】
古代インドの奴隷を示し、低い尊格を伝えるもの。

【装束】
片袖を出し、腰から下だけの衣の姿は古代インドの奴隷の装束である。

【羂索】
人を捕獲・捕縛する事にも用いられていたいう。

【手首、足首の輪】
古代インドの奴隷を意味するもの。

 

いくら使者と言っても奴隷過ぎると思います。現在であれば人種差別と叩かれてもおかしくない程、奴隷を極めているのです。

色々と検索した結果、大道寺龍さんという僧侶様のブログに辿り着きました。2006年から更新されてないようですが読んで涙ぐみました。ブログの内容は現在の仏教界にメスを入れるかごとく、おもいっきり批判しており不動明王の真実を伝えておりました。 

今回は日本中でいちばん信仰者の多い、不動明王を本尊に祀っている寺院の住職およびカラバカ僧侶たちのことを書くことにする。不動明王の御利益というか仏教でいうお役目は、地獄に堕ちた衆生を業火に焼かれながら命がけで救うのである。

誰でも一度は、お不動様を祀っている寺院に行ったことはあると思うが、このような必死の祈りをする坊主は日本国内において、ごくわずかしかいないのではないだろうか。

本来、不動明王の姿・形を見てもわかるように他の仏様たちとは違うことに気づかれると思う。古代インドの国は身分差別が厳しい時代、カースト制度といってバラモン(司祭者)、クシャトリア(王族・武士)、ビャイシャ(平民)、シュードラ(奴隷)と四階級に差別されていたのだが、正にその階級のいちばん身分の低い位置のシュードラ(奴隷)の身になり、社会のどん底で苦しむ者たちを救済するために、この世に出現されたことを今一度、くそ坊主どもは勉強をやり直すべきである。

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素晴らしい内容のブログです。心から感謝いたします。(※この大道寺龍さんのブログは残念なことにYahoo!ブログ終了の為、なくなってしまいました)

しかし不動明王が何故、シュードラ、奴隷そのものになったかは微妙なところです。救済するのであれば奴隷でなくてもいいような気がいたします。その件に関しては本を読んでも検索しても答えが得られませんでした。

何度か書いたことがあるのですが私の耳は変です。私から問いただすことは殆どないのですが、もはや不動明王、本人に聞くしかないと思い、お聞きしてみました。信じる人だけ信じていただければと思います。

  

不動明王様

いろいろと答えを探しましたが

分かりませんでした。

何故、その様なお姿、奴隷の姿なのか。

それだけ教えください.....

 

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     私は高貴な者でも何者でもない。

     いつも苦しむ者のそばにいて、

     いつも共にいる。

     それだけだ .....

 

 

涙が流れました。正に、感無量とはこういうことです。古代インド。カースト制度という厳しい時代の奴隷の姿となり。

 

私は苦しむ君たちのすぐそばにいて共にいる。
必ずこの苦しみから君たちを救い出す。
いつも一緒だ。私を信じろ。

 

ということでなのでありましょう。仏でありながら自分は高貴な者ではないといい、同じ奴隷となり、同じ苦しむ者となり

いつも共にいると...

 

 

「現在で例えるならば」

私は苦しみもがく君のすぐそばにいて共にいる。私を信じろ。必ず、苦しむ君を救い出す。

それが燃え盛る炎の中だろうが、水の中だろうがどんなことがあっても救い出す。

また、地獄の底からはこの羂索を使い引きずり上げ、敵や困らせる者にはこの利剣を使い制裁を加える。

私を信じろ。いつも君と共にいる。 

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あの鬼のような形相は
魔物を威嚇する顔ではない。

人々を救う決意の現われ。
いや、それ以上のもので。

動物が、我が子を
敵から守るときの形相であり

この世で    「もがき」
「苦しむ」
「愛するものを」
命がけで救うときの形相に他ならない。

不動明王は苦しむ者
弱き者の味方であり
私たちの味方なのです。


 

苦しい時、悲しい時

不動明王に手を合わし

お願いしてみてください。

その時は...

 

貴方のすぐそばに来て必ずや

苦しみから貴方を救ってくれます。

 

それが  不動明王 です!!

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2018.3.28  不動明王  縁日