史上最強の厄払いとは | 高野山真言宗成田山真如院・令和4年節分厄払い法要
去る2月11日、高野山真言宗成田山真如院・札幌分院にて「節分厄払い法要」が行われた。不動明王護摩を焚き、不動明王に厄払いをしていただく。これに勝る厄払いはない。
と言いたいところだが、この不動明王護摩祈祷厄払いよりも最強強力な厄払いがある。今回は、その大事なことを世に知らしめる目的で筆を取った次第である。いや、キーボードを叩いたというのが正解でありましょう。
異色ではありますが「節分厄払い法要」の様子を画像で紹介しつつ、その最強の厄払いというものをお伝えしていきますのでよろしくお願いいたします。
まずは謝っておくことが二点あります。昨年、令和3年の節分厄払い法要の件ですが、あれは大失敗でした。このブログ を見て来ていただいた方々には本当に申し訳なく思っております。
コロナ禍で密にならぬようといっても、法要から厄払いをするまでの約50分間を別室で待機していただくというのは、大変不愉快な思いをさせてしまったと反省しております。住職、副住職ともっと意見を交わし合い改善すべきだったと思っております。誠に申し訳ございませんでした。
今年も密を避ける法要になりましたが昨年の教訓を生かし、廊下にも椅子を置いて座席を増やし参加者全員が最初から法要を見れるようにしました。
そして二つ目は、昨年中にお伝えすると約束した、私の一番伝えたいこと「父との別れ。愛する者との別れに残された者がやるべき最後の親孝行」をお伝えできませんでした。申し訳ございませんでした。もうしばらくお時間をいただければと思います。
史上最強の厄払いとは
敵なしの不動明王護摩祈祷厄払いだが、それにも勝る厄払いがある。
不動明王に失礼な話だと思うかもしれないが心配御無用。その最強の厄払いとは、不動明王ならびに他の仏たちも心から望む「自身が行う実践」なのである。
自身が善行や徳を積む実践こそが、最強の厄払いとなる。善行や徳を積むことで厄災となる過去の罪を滅する方法である。史上最強の厄払いとは...
自身が徳を積み毎日を生きることである。
くだらんことを言ってやがると思われた読者も多いだろう。しかし聞いてほしい。そもそも「厄」と言われる厄災や災い、病の多くは当の本人が日常を生きている上で作り出しているということをご存知でしょうか。
これは誠の話で、今まで生きてきた中での「罪」というものが、本人に厄災となり現れているのです。因果応報という言葉があるが、それは絶対に変えることのできない神・宇宙の法則を表したものだ。他人にしたことは必ず自分に返ってくる。信じていただきたい。
古代霊シルバー・バーチ
罪と言っても大きなものや無意識に他人を傷つけていたりする小さなものもある。その小さな罪でも積もり積もれば大きな罪になってしまう。
代表的な小さな罪といえば、他人や部下への横柄な態度や言動、言葉遣いが思い浮かぶ。他人をいいように使う。身勝手な車の運転なども当てはまるだろう。
ちなみに不倫。これは大罪となる。やっていることは泥棒と同じで淫らな行為。「不倫は文化」などと言った著名人の今を見れば一目瞭然です。
そしてこの「厄」というものは、本人に厄災が現れなくても婚約者や血の繋がった者。子や親に厄災が現れることが、高い確率であるということを覚えておいていただきたい。
ブッダも伝えた自身が行う実践
厄災の元となる過去の罪を消滅させる、自身が行う実践。これは仏教の開祖・釈迦が残した八正道というものにも示されている。
八正道とは、この世を生きる上での悩み・苦しみを無くすために説かれた八つの方法で、その中のひとつ「正精進」ではこのように説かれている。
† 正 精 進 †
精進とは、ひたすら努力し励むことをいう
―――――【 一 】―――――
未発生の不善は
これが生じないよう精進することである
(訳)まだ起きていない厄災は、厄災が起こらぬよう徳を積み生きる努力をすること
―――――【 二 】―――――
発生した不善は
これを解消するよう精進することである
(訳)起きてしまった厄災は、解決・滅することが出来るよう徳を積み努力をすること
―――――【 三 】―――――
未発生の善は
これが生じるよう精進することである
(訳)まだ起きていない幸運を授かるには、授かるよう徳を積み毎日を生きる努力をすること
―――――【 四 】―――――
発生し成された善は
これが拡大するよう精進することである
(訳)授かった幸運をもっと授かるには、更なる徳を積み生きる努力をすること
上記四つを正精進と呼ぶと釈迦が説いたものです。このことに間違えはない。私自身が経験済みで、厄を自身で滅することは可能なのです。
徳を積み、過去の罪を消し生きていると不思議なことが度々起こるようになり、徐々にいろいろな変化を感じ取れることを実感することでしょう。
そして全ての厄が消えた状態で徳を積むと、奇跡的なことが当たり前のように頻繁に起こるようになります。ある意味、「この世の法則」の恐ろしさを目の当たりにされることは間違えない。
八正道のことを詳しく知りたければ下記の方を覗いていただければと思います。
厄というものの本質
これら「厄」というものの存在は、単に過去の罪が現れるものではなく、「厄」というものを通して本人に、気付き悟らせるために存在しているということを覚えておいていただきたい。
正しい道に進むこと
この世の法則
生まれた理由
生きている理由
人は常に精神・魂を成長させていかなくてはならない。それが生きている理由でもあり、ここに生まれた理由でもあります。
不動明王に手を合わせ祈るよりも、真言やお経を唱えるよりも、生きとし生けるもののために生きる…そのような生き方こそが不動明王や仏が本当に望むところで、何かあれば必ず手を差し伸ばしてくれるのです。
般若心経にあるように、この世は空であり幻であり、その人間の生き方によって世界は変わりゆくものなのでしょう。
そして私たちは次の世界、言うなれば本当の世界「霊界」に行くための実技試験を受けている最中と言っても過言ではない。次の人生はどの霊界に行くか、合格か非合格かは、これからの生き方に全てがかかっている…
令和4年厄払い法要を終えて…
今回は、昨年の失敗を住職、副住職に伝えて回避出来たことに感謝いたします。また私のブログや動画を見て来ていただいた方にも感謝いたします。ありがとうございました。
今年も盛大な豆まきは中止になりましたが、来年こそは賑やかな法要に出来ればと心から願っております。それにはこの人工ウイルスを滅する必要がありますが、これもまた私たち一人ひとりが生き方を変えれば容易なことだと知っていただきたく思います。
この世は、霊界という裏の世界と密接に関わり合っていることを覚えておいていただきたい。コインに表と裏があるように… 日に昼と夜があるように… 季節に夏と冬があるように...
追記
読者の髙橋さん、ご来院ありがとうございました。出会えたことに感謝です。LINEでも聞いておくべきだったと後悔しました。良ければメールでもください。新栄寺でお茶でもしましょう笑(男性です)
最後に
徳を積むと厄払いをしなくて良いのかと言われると、そうかもしれない。しかし、過去の罪はそう簡単に消えるものではない。
私は「殺し以外はなんでもやった」とは言わないが、普通の人よりもかなり罪深い人生を歩み生きてきました。改心して寺に通い、不動明王を信じ、出来る限りの善行を行い徳を積み生きてきたが、過去の罪が全て消えたと思われるには、8年という歳月がかかりました。
そう考えると普通の方でも数年はかかると思われます。過去の罪が完全に滅するまでは、不動明王に堅くお守りいただけるよう厄払いをお願いすべきでありましょう。また、一年間を心から安心して過ごせるということからも、節分厄払いには参加していただきたいところです。
しかし大難は小難に、小難は無難に…と言われる不動明王だが、いくら不動明王でも消すことを許されない厄災がある。それは厄災を消すことが、本人のためにならないと判断されたときのものである。
その厄災を通して何かを悟ることができたり、気付くことができる場合。何かに目覚める場合に限り、やも得ず厄災を与えるという場合があるということを覚えておいていただきたい。百獣の王・ライオンが、我が子を強く育てるために崖から落とす親心のように…
そして、どんなに罪深い人でも必ず夜が明ける日が来るということを覚えておいてほしい。諦めてはいけない。
鬼子母神という神がいる。恐ろしい名前の通り、もともとは他人の子供たちを食べた鬼だ。仏に自分の末子を隠されてから、子を失う親の気持ちが分かり改心して帰依した鬼なのだ。
帰依とは、仏・仏教を拠り所にするという意味だが、その言葉は軽くて好きではない。帰依するとは、全身全霊で仏を信じ崇拝し、仏が説いた教えに忠実に従い生きていくことをいう。
とても長い年月がかかったと思うが、後に偉大な神として崇められるようになった鬼が神・鬼子母神なのです。
鬼といえば少し古くなってしまったが鬼滅の刃・無限列車編での炎柱・煉獄杏寿郎と母・煉獄瑠火との素晴らしいシーンがあったのでここに引用させていただきます。
[c]吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable/鬼滅の刃・無限列車編より引用
杏寿郎…
生まれついて、人よりも多くの才に恵まれた者は、その力を世のため人のために使わねばなりません…
弱き人を助けることは、強く生まれた者の責務です。責任を持って果たさなければならない、使命なのです。
母上
俺はちゃんとやれただろうか
やるべきこと
果たすべきことを
全うできましたか
泣けます。本当に素晴らしいアニメです。人類が大事なことを忘れかけて生きていることを訴えかけていることが、とても伝わります。この場面を忘れないで生きてほしい。原作者・吾峠呼世晴先生ありがとうございます。
強くなくても、弱き者を助ける。困っている人、苦しむ人を助ける。それこそが人の生きる道で、ひとりの人間がこの星に生まれ、生きている意味があることを覚えておいてほしい。
私もこの世を去る時には、亡き父に「お疲れ様。よくやったな!」と抱きしめていただくことを夢に人生を励んでいる。徳を積み生きることが、違う世界で生きる父への親孝行だと思っている。何一つ親孝行してあげれなかった父への…
生きとし生けるもののために生きる
これこそが人の生きる道で、史上最強の厄払いです。そして、幸せになるための一番の近道なのです…
他人のために生きることが自分のためになる
他人のために生きることが自分のためになる
他人のために生きることが自分のためになる
終
次回予告
不思議な画像を期待していた読者のために、作成中のものをおひとつお見せいたします。これは 2021.06.22 のブログ に載せたものですが、よく見ると恐ろしいものが写っておりました。今回お見せするのは序ノ口のほうでございますが…
他人が困ろうが苦しもうが関係ない。自分さえ良ければ他人はどうでもいい。近頃、そう考える者が非常に多いようにお見受け出来る。しかしそのような考えの持ち主に、この地球という星で「共に生きる」価値などひとつもない。
そして、毒でしかない液体を民に打たせる悪魔の奴隷と化した鬼畜たち、それに加担するメディアの変態どもへ贈る…もう気がついているかもしれないが、天からの裁きを受ける日もそう遠くはない。
日月神示にはこう示す
人民の邪気が凝りて、空にも地にも
わけの判らん虫湧くぞ
ブログ用に画像自体を小さくしているので確認が厳しいです。次回はもう少し確認できるように公開する予定ですが、作業が大変でいつになることやらです。よもやよもや...
あと、ロシア VS ウクライナ。これは、プーチン VS 悪魔です。メディアに騙されないように。twitterで「ウクライナ 人身売買」で検索すると、ある程度の真実が確認できるかと思います。こちらも常に確認しておいていただきたいです→ Real Raw News 日本語版
もうこの星自体、完全に終わっている...神が人類を破滅させる気持ちも分かります。もう残された時間もわずかだろう。次の世代、子や孫を救うには我々が魂の革命を起こすしか方法がない。